2012/03/29

S邸 ダイニングテーブル・チェアお届け

川崎市麻生区のS様邸にTraditiontable・T字脚・2031アームチェアを納品しました。




ダイニングテーブルをお探しでご来店頂いたS様は当初、木の無垢材で作られたテーブルをお探しで、私たちもご希望に添えるようBlissテーブルをお薦めし、ヒアリングをさせていただいていました。

ところが、奥様が
「あの板がいいっ!」
と展示していたウォルナットの板に釘付けに。

無垢の木材は、一つとして同じ木目のものはありません。その木の生い立ちを知ることができ、気に入った表情を持つ板との出会いは、運命的なものを感じます。

しかし、その板はS様が希望していたサイズより一回り大きいサイズです。
ヒアリングの中でお部屋の広さと照らし合わせてみると充分使用できるサイズだと判明しましたが、それでもサイズが気になっていました。

スタッフもこの板を是非S様にご使用いただきたいという気持ちから、
「一度、実際にお部屋に入れてみましょう!そこで大きさが気になるのであれば、お好みのサイズにカット致します!」
とご提案させていただきました。

でも実は、ダイニングテーブルとして使用できるほど、長さや幅の取れる耳付きの板は、なかなか貴重な物。
できれば、そのままのサイズでご使用いただきたい、というのがスタッフの本音でした。

そしてその日の閉店後、早速S様のお宅に訪問し、実際にテーブルを設置。
レイアウトを打ち合わせる中で、なんとS様のほうから、
「中途半端に切るのであれば、このまま使いましょう!いや、むしろこのままで使ってあげたい!」
と大変嬉しいご決断を頂きました!



木目はもちろん、長さや幅も含めてすべてがその板の個性です。
それを感じ取とり、今回お届けした板の全てをお気に入りいただけた事にスタッフ一同は感動しきりでした。

そしてこの天板に合せた脚が、T字脚です。
耳付きの板の場合は、それ自体の自重が充分な事もあり、このT字脚に滑り止めのゴムを敷き、その上に乗せるだけなんです。
そしてデザインは直線的でシンプルなものになっています。
耳付きの天板は、どうしても民芸的な印象を受けてしまいますが、脚のデザインを工夫する事で、モダンなものになり、S様の温かみのある優しい印象のお部屋の空間をより魅力的に演出します。



このT字脚は、向きを変えておくことで、座卓の高さとなり多くの来客があった時は、椅子の数に関係なく、大勢囲む事ができる便利なアイテムです!使用場所が変わった時などにも対応できます。
今回は、お子様にモデルになって頂き、記念にパチリ!



そしてもう一つ、ご登場いただいたS様のお子様ですが、今回一緒にお届けした格子状の背もたれが印象的なチェアー2031を相当お気に入り頂いたようで、
「私もこの大人用の椅子に座りたい!」
と強いご要望をいただきました!



そこで、椅子の上に雑誌を積み重ねて高さを調整しながら、ピッタリくるサイズを探して、椅子の張地と同様のもので、特製のクッションを製作!
これで、高さの違和感なくテーブルをお使いいただけますね!



理想の板との運命的な出会いから、お子様への特性クッションの製作までこだわりの詰まったお届けとなりました。
S様ありがとうございました!

さて3rdたまプラーザ店には、たくさんの一枚板も展示しています。
S様にお選びいただいたウォルナットを中心に、モンキーポッド(この木、何の木、気になる木~♪の木)やウェンジやボセといった世界各地の銘木と言われる樹種を取り揃えています。それぞれがそれぞれの個性を持っているので是非、一度3rdにご来店頂き、その魅力を実際に体感していただきたいと思います!
スタッフ一同、お待ちしております!

2012/03/26

Y邸 ソファお届け

横浜市戸塚区のY様邸へsofa poundをお届けしました。

Y様は今お使いのソファを買い替えたいとご来店いただき展示ソファを一通り座り比べると、デザインと座り心地をお気に入りいただいたのがこちらのsofa pound。
しっかりとした座り心地のソファをお探しだったので、まさにこのソファのお尻当たりが理想だったとのこと。
ですがY様、他にも見たいソファがあるそうで一度お帰りに。

夕方になり『他のお店でお気に入り見つかったかな・・・』と話していたところにY様登場!!『他も見て来たけどやっぱりこのソファが一番だった♪』と嬉しい一言をいただきました!
写真は『見つかったかな・・・』と言っているちょっと寂しげな店長の後ろ姿です(笑)

このsofa poundはSバネをベースにし、その上にウレタンを積層にしてお作りしています。
しっかりした座り心地のなかにモッチリとしたお尻当たりがある特別な構造です。
座面も1シートなので寝転がって使いたい方にもご好評いただいています。

Y様にお気に入り頂いたアームのデザインも見どころの一つ。
実はこのアーム直線がほとんどない造りなんです。曲線だけでできたアームは見ているだけで触れたくなる魅力的なデザインになっています。
樹の質感が残る仕上げにこの絶妙なカーブが心地良いソファです♪
写真は現在展示中のsofa pound。

最後に樹種と生地色のご相談だったのですが、Y様は生地色など既にイメージをお持ちだったようで、まさに展示のソファが理想の色でと早々と決定です!
グレー地に茶色の織りがはいった落ち着いたセレクト。

お届けではお部屋の雰囲気にもマッチしていて『待ってました!イメージ通りでこのソファに決めて良かった!』と大変喜んでいただけました。

・・・みなさんさっきから気になってますよね。
私もお届けに伺ってビックリ!そうですツタンカーメン像!!
『これってなんですか!?』とお聞きすると『みんな聞くんです(笑)』とご紹介いただきました。中が収納になっているツタンカーメン像チェスト♪
私は実際に見るのが初めてだったのでビックリ新鮮な体験をさせて頂いたお届けとなりました。

Y様ありがとうございました!
このソファに座りツタンカーメンに見守られながらくつろぐ一時。うらやましいです!
また遊びにいらしてください。

2012/03/25

H邸 ダイニングテーブルお届け

川崎市宮前区のH様邸へBlissテーブルを納品しました。

H様は、お引っ越し間近の昨年11月にご来店され、年内にダイニングテーブルが欲しいとのと事でした。
ぐるっと店内をご覧いただき、一目でお気に入り頂いたものが今回お納めしたBlissテーブルです。



もしかしたら、お気付きの方もいらっしゃるかも知れませんね!
H様のBlissテーブルは、いつもと仕様が違います。
横浜市の旭区にあります自社の工房からの提案でいつもと違うBlissテーブルを製作してみたいとのこと製作した試作品なのです。

それでは、どこが違うかというと・・・。
そう、天板の面を大きく斜めにカットしているのです!



3rdのデザインは、基本としてシンプルで機能的であるようにと直線を大事にします。
ですので、通常は天板の四方の面の大きさは、触れた時に痛くない程度のわずかな面取りを施しますが、より大胆に面を落とすことで使用時に触れる角が線ではなく平面になり、当りに優しさが生まれ、見た目の特徴としても印象深くなっています!



さて、3rdではダイニングテーブルの場合、通常ご契約頂いてから製作いたしますので、ひと月からひと月半の納期を頂いております。
また、建築図面を拝見し、あるいはお住まいに訪問し、お客様のライフスタイルやお部屋の仕様に合わせてサイズや素材の打ち合わせを致します。

ですがお客様のご事情も様々です!
H様のご希望は、年内中でのお受け取り。
今回、納めさせて頂いたテーブルのサイズは、長さ1600mm、奥行き800mmのもので、当初はもう少し小振りのサイズをご検討されていました。

「デザインは、凄く気に入っているけどサイズが・・・。」

とお悩みのご様子。

しかし、ここからが3rdのスタッフがプロたる所以!
H様は図面をお持ちでしたので、ヒアリングをさせていただくと・・・。

現状のサイズでも充分、生活導線を確保でき、かつ理想とする大きさである事が判明!
「それでは!」
と、そのまま当日のご契約となりました!

そして年の瀬の迫る時期、お届けはお引っ越しのお荷物が到着した翌日でした。
まだ、開梱されていない段ボールを移動しながら設置場所を確保し、設置させていただきました。




まだまだ、片付いていないとはいえ、素敵なシャンデリアの下がるリビングダイニングは、高級感を感じます。

「うん、イメージ通り!満足です!」とH様の一言に、お部屋の完成形が拝見できなかったことが本当に心惜しい!




ですが、きっとお部屋の雰囲気、そしてH様のライフスタイルに溶け込んだテーブルとなるはずです!
H様、ありがとうございました!

さて今回の様に、角の面の形を少し変えるだけで受ける印象は大きく変わります。
面が家具の表情を作るのだと思います。
皆様も3rdで家具をご検討されるときは、角の面取りの事も少し気にして見て下さい。
より個性ある家具が生まれてくるはずです!

それでは、皆様のお越しをお待ちしております。

2012/03/20

K邸 サイドボードお届け

横浜市戸塚区K様邸へサイドボードをお届けしました。

K様はサイドボードをお探しでご来店いただき、ご希望の大きさ、収納したい物、間取りなど伺い、理想のサイドボードをご提案させていただくと『安い買い物ではないので・・・』と一度ご検討いただくことに。

検討に検討を重ねた結果『やっぱりこの場所に置くサイドボードが欲しいです!』と再度ご来店いただいたのでした。
 
今回のポイントは格子開き戸の区画です。
サイドボードを置きたい壁には換気口があったので、こちらを潰さないよう設置寸法に合せ丸く開口を開けました。また、扉を格子にすることで換気口としての機能を守っています。
開口の位置・サイズが違えばサイドボードが入らなくなってしまうので入念に採寸をさせて頂いた甲斐があってピッタリに!!
かなりイイ感じの出来あがりでした。
内心お届け完了までドキドキでしたけど・・・(汗)

また、サイドボードの前にはダイニングテーブルを配置するということだったので、開き扉だと前にスペースが必要になってしまうので、引戸をご提案。
K様もレイアウトを含めたご提案にご納得!
また、圧迫感を軽減したいとのご希望もあったので、ガラス戸で内を見せる様にしました。食器など飾っていただく楽しみもあるのが嬉しいですね♪
 
素材は当初ウォールナットとチェリーで迷われていたのですが、採寸の際にお部屋を見せていただくと、お使いのテーブル・椅子やフローリングなどの雰囲気からチェリー材を勧めさせていただきました。
なかなか決めずらい、樹種や生地色もお部屋を実際に見せていただくことで、より的確なアドバイスが出来ます。
フットワークの軽さも3rdの特徴です。お客様のお悩みを実際に見て聞いて解決させて頂きますので、ご検討の際はお気軽に『ちょっと家来てよ!』とご相談ください♪

今回お届けの際にはフィラー作業と言って、家具と壁との間にある隙間を埋める作業をしています。
 
実際にお客様の目の前で職人が隙間に合せてノミや鉋で削る作業は一見の価値ありです!
作業中も楽しんでいただき、出来あがりのキレイさにK様も『すごいピッタリで素晴らしいです!入れたい物も全部入れられそうで本当に良かったです♪』と喜んでいただけました。

K様ありがとうございました!
これから経年変化をしていき、よりお部屋の雰囲気に馴染んでくる様子も楽しんで下さい♪

2012/03/17

K様邸 和室リフォーム

青葉区K邸のリフォーム施工のご紹介。

K様が初めてご来店されたのは、ちょうど昨年の9月に開催したアーツ&クラフト展の頃でした。
1掛けのラウンジチェアをお探しで、展示されていたイージーチェアをお気に入り頂き、ご自宅にお届けしたところからリフォームのお話が始まりました。

現在、畳のお部屋をフローリングへ張替えし、押し入れをクローゼット仕様にする計画となりました。



和室が洋室に代わりつつある過程のお写真と一緒に、ちょっと分からない建築の言葉も含めてご説明して参ります!

まず、畳からフローリングに張り替えている様子です。
下地の組み方が畳とフローリングでは違うので、一度すべてはがした後フローリング用の下地を作り直します。



畳は、フローリングの部材よりも厚いので下地に根太(※)を張り、床の高さに合わせて組み上げた後、その上にフローリング材を貼ります。
(※根太•ねだ とは、床板を受ける横木のこと。)



最初に、床から仕上げその上に押し入れ、壁紙と施行にはしっかりとした段取りを組んで職人さんが作業に入るようになっているんですね。



続いて、こちらは施行前の押し入れです。この一間半(※)のスペースをクローゼット兼収納にするため、一度押し入れをすべて取り払いました。
(※一間半•いっけんはん とは、一畳とその半分の大きさのこと。または、畳の長手方向と短手方向の長さを足したもの。約2700㎜)



そして、もともとお持ちのチェストが中で使えるように、押し入れの間仕切りごと移動してあるので、引き戸をすべて寄せるとクローゼットの間口が広く使えるようになっています。
隣の収納は可動棚にしてあるので、入れる物の大きさに合わせて無駄なく整理ができますね。一番下のスペースは旅行鞄等が入るようになっていて大きめの荷物も出し入れがしやすい仕様にしました。



引き戸自体もふすまから突き板の扉にすることでお部屋全体の雰囲気が変わり、施行前と同じ部屋には見えないですね。
それに合わせて、和風の壁紙からシンプルで清潔感のある壁紙に張り替え、全体的に明るい印象となりました。



入り口のふすまも上から同じ壁紙を貼ることで統一感が生まれ、ふすまでも違和感なくお部屋に馴染んでいます。その上の欄間(※)も洋室に変更する為、同じ壁紙で塞いであります。
(※欄間•らんま とは、障子や襖と天井までの空間。明かり取りや換気などに用いられるスペース。)
お部屋にあった物をこの際だからと、かなり整理して頂きお部屋もすっきりです。



窓のウッドブラインドは無垢の杉材で出来ているのですが、厚みが薄いのに木が反りにくく、耐久性も考えて作られています。
一般的なバーチカルブラインドに比べ、静電気がおきないので埃もつきにくくお手入れも簡単。
朝の光も隙間から入ってくれるので、気持ちの良い朝が迎えられそうですね。
お店にも展示してありますので、是非ご覧になって頂きたい商品です。
天然杉のほのかな香りや質感、木材特有の雰囲気をお楽しみ頂けると思います。

最後は照明。
こちらのライティングレールは引っ掛けシーリング用のプラグに付けられる仕様になっていて、電源が一つでも多灯使いが楽しめる便利な器具になっています。



照明の電源位置は設計の段階から決まっているので動かせないと思われている方も多いと思うんですが、このレールは電気工事も不要で、種類によってはレール自体がスライドしたり回転したりする物もあるので、自由に明かりの位置を動かせるように出来るんです!

普段忘れがちな明かりもデザインしてあげると、お部屋のインテリアをよりいっそう引き立ててあげられるポイントなんですね。

新しくなった寝室で、ゆっくりリラックスして頂ければと思います。
K様ありがとうございました。

2012/03/13

K様邸 トータルコーディネート

横浜市青葉区K様邸へカウンター下収納、デスク一式、AVボードをトータルでお届けしました。

ご新居のお引っ越しをきっかけに、トータルで家具をお探しにご来店頂いたK様。

レイアウトからお話が始まり、生活動線に対していかに有効に使える道具になるか、打ち合わせに打ち合わせを重ねてようやく完成したこだわりの家具を、ご自宅が出来上がっていく過程と一緒にご紹介していきます!!

新築中のお部屋のサイズに合わせてつくることもあり、住宅図面を基に工務店さんとも打ち合わせを重ね、こちらも想像を膨らませながらご提案させて頂きました。


まず、キッチンのカウンターとその下の収納スペースです。

こちらのカウンター天板は3rdの職人が取付けたもの。現場の職人さんと進行時期の調整をしながら採寸をし、ぴったりのサイズで下の収納が後から入るように先に搬入しています。
下部の収納にコンセントが移設できるよう、電源の場所もこちらで指定させて頂きました。

収納スペースはK様のこだわりが一番詰まったレイアウトになっています。
こちらでご提案したプランをたたき台として、ご希望の配置や入れる物の大きさ等細かくご指定頂きました。



そこから現実的な寸法をうまく入れていくのがオーダメイド家具の腕の見せ所!
実は、箱もの家具に対して内寸の制限が出てくると、構造や板厚の具合によりお客様の入れたい機能や仕様も少し限られてくることがあるんです。そこは、しっかりとご説明させて頂いた上で、出来る限りK様のこだわりを詰め込んだ収納となっています。


全体としては、引き戸の収納と引出しというシンプルな仕様ですが、上台は圧迫感をなくすため少し奥行きを減らして、中にはケータイ電話の充電用の2口コンセントが移設してあり、配線も気にならないようしています。
下台は、向かって右側に小物や文房具の入る引出しが2杯とその下に扉が一つ。扉の中は可動棚になっているので、棚を外すと縦に雑誌や新聞が入れられるように内寸を調整しながらつくった場所の一つです。
その隣の引き戸も中はすべて可動棚になっているので、K様の入れたい物に合わせて無駄なく収納できます!



さらに、側板はボードとキッチンの境目が不自然にならないようキッチンの側まですべて一つにしています。
こちらも職人の現場作業が光るところです!

続いて、デスク一式。
こちらのデスクもこだわりの機能がついており、普段使う時は書斎が窮屈にならないように奥行き600㎜で使えて、お持ちのダイニングテーブルと隣り合わせたとき、ぴったり幅が合うように150㎜広げられるバタフライ型となっています。


天板の裏にはオートマチックヒンジという金具がついており、折れている天板を起こすと自動的に金具が立ち上がりセットされるという優れもの!



お客様がたくさんいらした時も十分の広さのダイニングテーブルの出来上がりです。

その隣のワゴンは、プリンターやパソコンのハードディスク、モデムやルーター等、周辺機器を一つにまとめられるよう配線にも気を使った仕様となりました。


上の棚にプリンターが置ける場所にしているのですが、実は使う時だけ天板が上に開くようになっているので、通常はワゴンの天板もデスクの一部として使えるようになっています。コンセント側には開口を少し大きめにとり、配線も自由に動かせるようにしました。



ブックエンドも同素材のウォールナットでおつくりしています。
デスク周辺がすっきり使えると作業が捗りそうですね♪

そして、リビングスペースへと移ります。
AVボードの両脇にある収納はいずれお部屋のレイアウトを変えるとき、離して使えるように、すべての面を仕上げてお作りしました。
通常は、バラバラに作った物をボルトで結合してお部屋に設置するので、つなぎ目部分は仕上げをしないのですが、将来の使い道も考慮してどこに置いても見栄えがするようになっています。



さらに、台輪の部分は境目の隙間がみえないように、欠き込みカバーをはめています。ちょっとした職人さんの気遣いが、長く使えるオーダメイド家具にしているんですね!

最後のご紹介は、リビングテーブルです。
ウォールナットの一枚板を、箱脚の上にのせているのだけなのでひっくり返すと裏と表が両方使え、木目の表情も2つの顔が楽しめます。
この板の端の方に黒い線が一本入っているのですが、これは入皮といって樹木が生長の過程で外皮に傷などを受けると、その部分を樹皮が巻き込むように成長することでできる表情の一つです。
他には2つとない木目と出会えるのも運命的で、きっとこの板も何かの縁があってK様邸に納まることになったのではないかと思います!

素材はフローリングと同じくすべてウォールナットでお作りし、重厚感あふれる空間となりました。やがて、経年変化により艶がまし、より落ち着いた雰囲気になるのが楽しみですね。

新築のお家が出来るまでの間、進行状況と合わせながら工房と相談して製作し、納めるまでに3ヶ月程かかりましたが、時間をかけた分だけ、その場所にフィットする物ができたのだと思います。



住宅が完成する過程も近くで拝見することができ、今回も多くのことを学ばせて頂きました。
K様ありがとうございました。こだわりの詰まった家具を目一杯有効利用して頂ければと思います。

3rdでは、これから施行するというご自宅にも合わせて家具を作ることが出来ます。まだ、建つ前だし住んでから決めようと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、家具も家と同じように住む為の道具の一つなので、家の一部として同時に作っていくとより愛着の持てる空間になると思います。
是非、一度ご相談にいらして下さい。

2012/03/12

I邸 ソファお届け

千葉県船橋市I様邸へsofa frをお届けしました。

以前に本棚、TVボード、チェストをお届けしているI様。
2011/2/11のブログでご紹介中ですので、是非ご覧ください。
今回はソファのご検討ということで1年振りにご来店いただきました。

私たちも懐かしい思いや、わざわざ船橋市から来ていただいた嬉しい思いが重なってテンション高めでソファをご紹介させていただくと、色々と座り比べる中でお気に入りいただいたのがこちらのsofa fr。
座った瞬間に『これだ!』と求めていた座り心地がまさにこのソファだったと決定!!

積層構造のウレタンの上部に反発性の高い綿を入れて作ることによって【座った瞬間はふんわりとお尻が沈み、座ってからはしっかりと支えてくれる座り心地】が特徴、立ちあがるとフワッと綿が戻ってくれるメンテナンスフリーなところも好評いただいているソファです。

アームの樹種はもちろん以前にお届けしているTVボードと同じウォールナットです。
存在感バッチリなこのアーム、2段にお作りしているので上段はゆったりと腕をのせたり寝転んだ時に頭を乗せたり。
下段にはリモコンやティシューを乗せることができ、座り心地+αのデザインが心揺さぶるソファです♪

生地についても既にイメージを持っていたようで、最初にご提案させて頂いた色味がまさにI様のイメージに近く早々と決定!
ベージュの生地が柔らかい印象を更に引き立ててくれています。

お届の際は『やっぱりこのソファにして良かった』と理想のお部屋が出来あがったと喜んでいただけました。
ウォールナットで統一されたステキなリビングスペースが完成ですね!

また、まろやかな茶色へイイ感じに経年変化した家具とご対面出来たのも嬉しいお届けでした。
左の写真が今回お届けの際の一枚です。写真だと変化がちょっとわかりづらいですが(汗)。まだ1年程なので、これからも少しづつ変わってくれると思うとなんだかワクワクします。

更にお届け終わりにショートケーキをご馳走になったそうで、生クリーム好きな根本店長が髭を白くして一心不乱に食べているのが目に浮かびます(笑)

I様ご馳走様でした&ありがとうございました!
またお気軽に遊びに来て下さい♪
その後の家具達のお話しが聞けることを楽しみにしています。