2012/04/29

K邸 ダイニングテーブル・チェアお届け

横浜市青葉区のK邸にglowテーブル・チェアS2・1000アームチェアをお届けしました。


お引っ越しを機に、ダイニングテーブルをお探しだったK様は、
「家族みんなで集まるダイニングテーブルは、いい物が欲しい!」
とたくさんのインテリアショップを回られていて、その中で、3rdにもご来店いただきました。

3rdでは、家庭の中で毎日の暮らしの時間を心地よいものにする場所として、ダイニングをとても重要視しています。

家族が集まる場所、そこから生活が始まり、帰ってくる場所がダイニングです。

そこに置かれるダイニングテーブルを私たちは、家具の王様と呼んでいます。

この様な3rdの考えにご納得いただき、シンプルなデザインに確かな素材を使用したGlowテーブルに一目ぼれ!


さて、K様のリビングダイニングは、吹き抜けになっていてとても解放感があります。

そこに木製の窓枠やカウンターと白い壁が柔らかい雰囲気で濃い色のAVボードやキャビネットが印象的なお部屋です。


製作する樹種も色々と迷われていましたが、お手持ちの家具に合わせてテーブル、椅子の木部をウォルナットでの製作に決定!

椅子の張地はラグとの質感を揃え、柔らかいベロア調の生地をセレクト!ご契約後、何回も打ち合わせをさせていただいた奥様こだわりの生地です!

濃い色をセレクトされ、お部屋のアクセントとなるコーディネートですね!


さて次はお選びいただいた椅子のご紹介です。


左の椅子がチェアS2です。
張り込みの中にダイメトロールという弾力のある特殊な生地を使い独創的な座り心地。
こちらは奥様のお気に入り!

右手の椅子が1000アームチェアで、こちらはソファに使うSバネを張座に仕込んでいます。おおらかな大きさがあり、ハーフアームもゆったりとした座り心地に一役買います。
そして、こちらはご主人のセレクト!

さて、今回の椅子の座面の高さを39cm、テーブルの高さは、67cmで設定させていただきました。

一般的なテーブルの高さは70cmですが、それよりも3cm低いそのわけは、「差尺」にあります。

この「差尺」のお話は、前回詳しくお話させていただきましたが、まずは、椅子の高さを設定し、そこからテーブルの高さを決めていきます。その高さの差を「差尺」と呼び27cmから30cmの間で使い心地によって決めていきます。

今回は、奥様のご身長に合せて椅子の高さを決め、そこから使い心地を考えながら追ったテーブルの高さが67cmとなりました。

この椅子の座面までの高さとテーブルの高さのバランスが悪いと、肩こりやふくらはぎのむくみなどの原因となります。
楽しいはずの食事がなぜか疲れる。外食などの時に経験された方もいらっしゃるかも知れませんね。
家庭の中でこの様な事が起こってしまうと、ダイニングテーブルを使わないって事になってしまいます。

ダイニングテーブルは、家族を見守る家具の王様!
家族がダイニングに集まらない、使っていてなんだか落ち着かない。
そんなことを少しでも感じたら私たちに是非一度ご相談ください!

心と体の健康は、ダイニングから!
3rdでは、サイズも形もご家族にピッタリのダイニングテーブルをお作りおします!

K様ありがとうございました!

またのご来店をお待ちしております!

2012/04/27

K邸 トラディションテーブル、チェアお届け

横浜市戸塚区のK様邸へさくらトラディションテーブルとADチェア・ハイバックチェアをお届けしました。
K様の初来店は一年ほど前。その時にはお子様がお腹の中にいらして、生まれてからまた来たいと一度お帰りになりました。 その後お子様も無事生まれ(おめでとうございます!)再度ご来店いただきました。 K様がお探しだったのは桜で出来たダイニングセット。というのもK様のお子様のお名前が桜ちゃんだったのです。『同じ名前でテーブルセットを作りたいんです♪』とご相談を頂きました。
ご希望を伺いながら店内の商品をご紹介すると、お気に入りいただいた椅子がADチェアとハイバックチェア。以前にご来店頂いた際にも気になっていて、再度座って頂くと『やっぱりイイね~♪』と笑顔で決定!
続いてテーブルのご希望が下の三つ。 ・耳付きのトラディションテーブル ・W2000のサイズ ・桜材 そこでご提案したのがカバザクラのトラディションテーブルでした。 こちらはW2100のご希望に近い大物。ですが残念ながら東戸塚店に展示がなかったので『サイズやお部屋に置いた時の雰囲気を確認できるので、もしよかったら一度お持ちして仮置きしてみましょうか?』とご提案すると『良いんですか!?そんなことが出来るならお願いしたい!』とK様ノリノリで後日仮置きにお伺いしました。
実際に設置させていただくと、『家に入ると想像してたサイズ感のイメージが変わりますね!存在感ありますね!』と仮置きしたことで本当に納得して頂けたことが印象的でした。 サクラの色味も大変気に入っていただけてこちらのトラディションテーブルに決定です! 上の写真は仮置き時の写真です。
こちらのカバザクラトラディション、写真では分かりづらいのですが二枚剥ぎになっています。 実際に見ても『本当に?』と言われるぐらい木目がキレイに合っていて、見事な職人技が楽しめるテーブルになっています。
また、この樹は白太が多い種の一つです。フローリングに使われることも多く、白太と赤味のコントラストがキレイな表情になります。 ですが裏を返すと白太が多く、赤身がバッチリと残ることが少ない樹でもあります。 今回のテーブルのようにキレイに赤身の残っている表情にはなかなか会えないものです。 このような樹との出会いはタイミングしかありません。K様とこのカバザクラは見えない赤い糸で結ばれていたということですね♪
ちなみに樺桜の花はこんな感じ。白くキレイな花です♪
仮置きの際はT字脚といって板と脚を固定せずに使える物だったのですが、4本脚のデザインに魅力があり、固定脚に加工させていただくことになりました。
お届けに伺い設置していると、お子様が作業している風景に興味津々♪『これはなに?なにしてるの?』と色々聞いてくれて、おじさん達もなんだか楽しそうな届けとなしました(笑) 一度仮置きで見ているものの実際に設置が完了すると、『いやぁやっぱりイイね!』と嬉しそうな笑顔をいただけました。 K様ありがとうございました! お子様の成長と共に家具の成長も楽しんで下さい。

2012/04/22

N邸ソファスペアカバーお届け

以前にsofa waveをお届けしているN様。
月日が経つのは早いもので、お届けから早4年! 今回はそのソファのスペアカバーのご依頼でご来店いただきました。 上の写真はお届け当時のお写真。
今回一番気にしたのが汚れ。お子様も生まれ、これから汚れなど気にしながら使うのは大変だからとご相談を頂きました。 布だとドライクリーニングが出来るものの、染みが出来ない訳ではありません。そこでご提案したのが合皮カバーです。
ご紹介した生地は厚手で色も豊富。 ご覧いただくと『こんなに色がたくさんあるんですね!迷っちゃう(笑)』と生地色の多さにビックリ。
落ち着いた色味がお好みだったこともあり、こちらの二種類で最終判断に。 右色だとウォールナットとも同化するかもしれないということで、木枠とは色味の違う左のブラウンに決定しました。
更に生地を選ぶ際にご相談があったのが、『全然メンテナンスをしていないんです(笑)』との事。 このソファのクッション構造はウレタン&フェザーで出来ているので、たまにメンテナンスをしてあげると買った当時のふんわりした状態に戻ってくれます。 メンテナンスと言ってもフェザーをほぐしてあげるだけなので専門技術は不要♪ お届けに伺いカバー交換のついでにメンテナンスをすると、ふんわり若返り!
『新品みたい♪』とN様もお子様も喜んで頂けて、更に4年経ったイイ感じに経年変化をしたソファにも会えた楽しいお届けとなりました。 N様ありがとうございました! 気分を変えたい時は前のカバーに変えたりと楽しんで下さい♪

2012/04/19

O邸 チェアお届け

横浜市栄区のO様邸へADチェアを3脚お届けしました。

ご新築への引越しをきっかけに新しい椅子をお探しということでご来店いただきました。
今使っている椅子はかなり年季が入っているそうで、『ずっと買い替えたいと思っているんだけど、気に入った椅子が見つからなくて・・・』とご来店いただきました。
 
まず、全ての椅子を座り比べて頂くと、気に入ったのがこちらのADチェアとneneチェア。
どちらも『座った時の腰当たりがイイ!』と座り心地をお気に入りいただきました。

気に入った椅子が見つかり、樹種もチェリー材がお気に入り頂いたところでお話しを伺うと、現在お使いのテーブルはそのまま使いたいということで、心配したのがサイズです。
椅子とテーブルは差尺が重要になります。

差尺とは椅子のシートハイからテーブル天板までの距離のことです。
この差尺が広すぎてしまうと肘があがってしまいかなりストレスになります。短すぎると姿勢が悪くなってしまうので、O様に一番合ったサイズにしなければなりません。
『実際にご自宅に行って、テーブルとの差尺を確認しましょう!チェリーとテーブルとの相性も確認できますし♪』とご提案すると、『イイの!?そうしてもらえると助かる!』と早速ご自宅に伺うことになりました。

お伺いすると立派なテーブル!想像以上でした(笑)
テーブルはチェリー材との相性も良く、早々とチェリー材に決定です。
次にテーブルに合わせてシートハイの確認です。
O様のベストな差尺は27㎝でしたので、それに合せて椅子の高さを決定しました。

3rdでテーブルセットや椅子をご購入される方には全て体型にあった高さでお作りします。
『そこまでするんだ!?』とビックリされる方もいらっしゃいますが、この高さ合せは本当に重要なことなので、椅子のご購入をお考えの方はこの高さを気にしながらお選びください。
地面に脚がつかない、テーブルと高さが合わない、身体に負担をかけるし、ストレスにもなります。
毎日使う物だからこそ、ミリ単位でこだわりましょう!

若干熱くなってしまいましたが(笑)お届けに伺い早速座って頂くと『おぉイイね~♪』とご満足頂き、高さもバッチリです。
O様ありがとうございました!
経年変化で変わってくるチェリーの色味を楽しみながら、団欒の一時を過ごして下さい♪

2012/04/17

K邸 チェア・テーブルのお届け

横浜市青葉区のK様邸にADテーブル、chair205、chair1000アームをお届けしました。



K様は、ご自宅を新築中にご来店いただきました。
はじめはソファをお探しで、展示しているソファを大変お気に入りいただけたのですが、
「引っ越してみないとわからない部分もあるから・・・。」
との事でした。

しかし、お話を伺っていくと、既にお持ちのダイニングテーブルに合せたダイニングチェアもお探しのとの事。
3rdでは、バリエーション豊かにダイニングチェアをご紹介しています。
張ぐるみのものから板座、アームのあるものやアーム無しのもの、協力工房が製作するものや著名なデザイナーによるもの等本当に様々!それぞれが素敵な個性を持っています!
そんな中、今回、K様にお選びいただいたのがchair205、chair1000アームです。



先ずはchair205です。



シャープな形が印象的な椅子で、軽快な見た目通りすごく軽いんです!
K様も
「ほんとに軽いですね~!お掃除のときとか動かすのに楽そうですよね!。」
とお気に入りいただけました。
シンプルですが、座や背は体に合う様に曲げてあるので、座り心地も快適なんです。

次にchair1000アームのご紹介です。



こちらは、ご主人用にとお選びいただきました。
特徴として、座面には、ソファ等で使われるSバネが入っていて、やわらかい座り心地です。適度なハーフアームは、ちょうどいい手掛けとなって、立ち上がりもサポートしますし、アームが椅子の前脚まで伸びていないので、座った時の足の取り回しも楽にできます。

それぞれの仕様は、お手持ちのダイニングテーブルとご新居の床材がウォルナットだったので脚部はウォルナットで製作し、張地はお部屋に溶け込むようにと、壁の色と合せてホワイトをご提案させていただきました。

さて、今回はご家族の中で奥様のご身長に合せて椅子の高さを設定させていただいたのですが、今度はお手持ちのダイニングテーブルの高さが高い!

椅子の座面の高さとテーブルの天板の高さには、「差尺」と言って理想的な高さの関係があります。
奥様に合せた椅子の高さでは、テーブルの高さが理想の高さより1cmほど高いことがわかりました。
この1cmという高さの違いで、本当に使い心地が違ってくるんです!
幸い、脚が組み立て式の脚でしたので、脚だけお預かりして、椅子の高さに合せてカットしてお届けしました。

ダイニングセットのサイズ決めは先ず椅子の高さから。
その高さに合せて、テーブルの高さを決めることで、抜群の使用感を持ったダイニングセットになるんです!
(高さ合せの様子は、また詳しくご紹介します!)

ところで、木製品が映えるインテリアを考えるとき、皆様はポイントをどの様にお考えになりますか?

私たちがコーディネートを考えるとき、もちろんお客様のお好みが一番ですが、基本として樹種や色を揃えまとまりのある部屋を演出し、壁やカーテンなど広い面積の部分は白や薄いベージュなど色味を抑えたものにすることで、家具やグリーン等がアクセントとして映るようにコーディネートしていきます。

今回は、まさにお手本のようなコーディネートとなりました。

・・・しかしお届けしたのが、お引っ越しの最中。ダイニングセットを配置した写真を撮ることができませんでした。。。
脚の長さを調節したダイニングテーブルも後日の組み立てとなり、写真がありません。。。

しかし!きっと素敵なインテリアになったはず!
全ての家具が収まった様子を拝見できなかったのが非常に残念です。。。

後日、玄関先に置くコンソールテーブルとして、ADテーブルも合せてご購入して頂きました。
こちらもウォルナットの無垢材で製作されていて、K様のご新居の雰囲気にピッタリだと思います。



K様ありがとうございました!!
機会がございましたら、お使いの様子を拝見させて下さい!


さて、3rdでは家具をお選びの際、インテリアのコーディネートもアドバイスをさせていただきます。理想のお部屋の様子を想像しながら、スタッフとの打ち合わせをお楽しみください!
それでは、ご来店お待ちしております!

2012/04/14

N邸ソファお届け

横浜市金沢区のN様邸へsofa waveをお届けしました。
以前にカタログをご依頼頂いていたN様。
『色々探した中で気に入ったのがこのソファだったんです♪』とご来店頂きました。

木枠のデザインをお探しだったので実際にご紹介すると『やっぱり実物みると欲しくなっちゃいますね!』とハートに火が付いてしまったご様子(笑)。
更にWave以外のソファをひと通り座って頂くと、デザインだけではなく座り心地もこれが一番!と気に入っていただけました。

このソファふんわりした見た目どおりお尻当たりが柔らかい座り心地です。
ですが、ただ柔らかいだけではなく、クッションの中をウレタン+フェザーにすることでしっかりとお尻・腰を支えてくれる構造になっています。
<もっちりとした座り心地>とご紹介しているのですが、実際に座るとその<もっちり>がご納得いただける座り心地になっています。

N様はこのソファを気に入ってはもらったものの、サイズでお悩みが・・・。
『小さい子供がいるので、フリースペースが取れる二人掛けぐらいのサイズにしようと思っていて・・・』とおっしゃっていたので間取りを伺うと十分三人掛けも置けるスペース。
『三人掛けでも十分動線も取れますし、ご家族の人数も考えると三人掛けの方がおススメです♪』とご提案すると『ですよね・・・。子供達もすぐ成長するし、後で後悔したくないし、三人掛けにします!』とスッキリお悩み解決で決定です!

最後に生地を選ぶことに。
最初N様のイメージはグレー系の生地色が好みだったのですが、その時の展示ソファがグリーン生地だった為『グリーンも良いですね~』と迷われていました。
悩みに悩まれた結果『やっぱりグレーにします!』とご決断。
写真は東戸塚店展示のsofa waveです。
 
お届けに伺うとソファスペースがバッチリ用意されていました。
『後ろの格子が見えなくて残念ですけどレイアウト替えする時は楽しみです!』と喜んでいただけました。
N様ありがとうございました!
落ち着いたグレーがウォールナットに馴染んでカッコいい雰囲気でしたね♪

2012/04/10

I邸 TVボード、サイドボードお届け

鎌倉市I様邸へTVボードとサイドボードをお届けしました。

ご新築を建てるということで、住宅メーカーがある東戸塚に何度か打合せに来ていたI様。電車を利用していたI様は東戸塚駅にある3rdの看板を見てご来店いただきました。

お話しを伺うとご主人のこだわりがオーディオ関係ということで『なかなかピッタリ合う家具が無いんです』とご相談をいただきました。
オーダーメードなのでスピーカーやアンプ達にピッタリ合せてお作り出来ることや、デザインもご希望に合せてご提案が出来ることをご説明すると、『それならとことんこだわりたいです!』とI様。

その後も何度か打合せの為にご来店いただき、仕様を詰めていきました。
デザインは『スピーカーを収納する所を格子にしたいんです』とご要望を頂き、更に隣に置くサイドボードも同じように格子にしたいということで、早速デザインの案を作成してみました。

ご提案したのがこちらのデザイン。
A案の全体的に格子のデザインがまさにイメージ通りだったようで、早々とA案に決定!

寸法のお話しでは何をどこに入れたいかをお聞きします。
今回のポイントはここ!根本店長がんばりました!
スピーカー・アンプ・デッキ類の寸法を調べ、専用の区画をお作りしたのですが、各区画が結構ギリギリな寸法(汗)
配線ジャックの長さも気にしながら細心の注意を払って図面作成です。

レイアウトは左からスピーカー、アンプ、センタースピーカー&デッキ、ウーハー、スピーカーとなっています。
 
実はこのアンプの区画には秘密が・・・。
今回のボード奥行きは横の壁より出っ張らないという条件がありました。
そうするとこのアンプだけ入りきらない奥行きなんです。
この事実をお伝えするとI様なんと後ろの壁に加工を!!少しへこませてアンプがしっかり奥まで入るように!

ここまでこだわってくれたオーディオ機器は本当に幸せですね!

サイドボードはTVボードから格子が繋がっているようにしたかった為、格子区画はTVボードと同じ高さにし、その上にガラス引戸を入れているのでスッキリ感+まとまり感が出て素敵な雰囲気を醸し出しています。

お届けの際は壁をピンポイントで凹ましていたので、設置するまでぴったり納まるかちょっと不安でしたが、問題なく設置できホッと一安心。
それにともない、どのスピーカー・デッキもぴったりでI様からも『理想のTVボードが出来あがりました♪』と嬉しいお言葉を頂けました!
配線はまた後日行うということでしたが、それはきっとご主人様にとって楽しい時間になりますね。

I様ありがとうございました!
お引越し先は3rdが近くなったので、お気軽にお越しください♪

2012/04/05

I邸 ウッドデッキの解体・新設

横浜市麻生区のI邸にウッドデッキの解体・新設を行いました。

I様とのお話のきっかけは、昨年の9月にたまプラーザの新店舗告知を見てのご来店でした。
「マイホームを構えて半年ほどで、一通りの家具は揃っています。でも、インテリアショップで家具を見るのが好きなんですよ!!」
とIご夫妻。

テーブルや椅子の話、オーダーメードへの憧れや夢の話などをしながら盛り上がり、3rdのカタログをお渡ししてお見送り・・・、その時、目に止めていただいたのが店舗の道路側スペースに一部作りこんだウッドデッキでした。



「テラスの提案もして貰えるのですか!?」とI様。
「もちろんです!空間を教えていただければ、イメージスケッチを描いてみますよ!!」

とお伝えすると、実は今も既にウッドデッキはあるとの事で、改めてショップの中にお迎えし、詳しくお話をお聞きする事になりました。

お話によれば、現在お使いのウッドデッキは、SPF材(スプルス・パイン・ファー(モミの木)等の輸入建築材の総称)などを塗料で仕上げたものでした。



築3年ほどの物件ですが、怖くて外に出られずに困っていたのだそうです。
それなら3rdで何とかしましょう!とまたお話が盛り上がり、後日訪問して現状を拝見しプランを上げることになりました。

提案させていただいたのがこちらです。



そこから何度かの打ち合わせをさせていただき、
・現状のデッキ部分より奥行きを大きく製作する事
・腰壁に合せて横格子の柵を作ること
等が決定!後は素材です。

3rdがご提案するガーデン用のハードウッドにもいくつか種類があります。
イペ、セラガンバツ、ウリン、メルバウ等。

こちらが、イペでの施工例。


そしてこちらが、セラカンバツの施工例です。


ウリンの表情はこの様な感じ。


しかし、今回はその中からメルバウをチョイス!

ここで少し雑学です。
メルバウの樹は、マメ科の常緑広葉樹です。
そしてマメ科に属する「ハードウッド」は、かなり多く、特に「紫檀」などが有名です。
「メルバウ」の最大の特徴は自生地が広いという事です。
具体的には、フィリピン、ニューギニア、インドネシアなどの島々から、インドシナ半島へと広がっています。
このため名称も様々で、フィリピンでは「インピール」、ニューギニアでは「クウイラ」、タイでは「マカモン」などと呼ばれています。
で・・・I邸で使用するのは、その樹を燻製化し含水率を0%に近づけ使用する材になります。

さぁ、いよいよ施工開始!先ずは、解体からです。



残念ですが、もうほとんどスカスカになってしまっていたので、その分スムーズに撤去完了。



簡易ブロックの上に柱をあててあったので、こちらもすべて撤去し、壁に沿って新たに立ち上げる柱の位置に穴を掘り、コンクリートの基礎を埋め込みます。



ここで約二日間空けて、そこから柱を立てていきます。



柱の位置が決まると、次に根太の製作。
特殊なひし形をしたスペースにベースが組み上がります。



その上に継ぎ目のない長尺床板を乗せてビス止めします。



そして、高さ1100mmの柵を入れて完成です!



最後にポイントを何点かご紹介します。
今回の増設部分の床下には排水弁があり、点検用に開口蓋を設置。



さらにウッドデッキの高さをリビングの掃き出しの高さに合せたので、室外機横に階段をつけました。



完成した時、最後まで楽しみにされていたご主人はご不在で、後日感想をお伺いに行くと、既にテラスには、奥様のご趣味でこれから増やしていきます、というグリーンにテーブルと椅子、それにビールが・・・!

「実に心地いい空間です!」

とご満足そうにお答えいただきました。



I様これから良い時期ですね!
広くなったテラスでゆっくり楽しんでいただければと思います。
ありがとうございました!