2010/10/11

K邸 ダイニング、ベッドルーム、ワークスペースをコーディネート

横浜市港北区K様邸のお届け、最後にご紹介するのは書斎(ワークスペース)です!! リビングのテレビの脇にある引戸を開けると出てくる、ちょっと隠し部屋のような場所。細長い部屋の片側には長く横1列にデスクが並び、反対側の壁には本やCDを置ける棚が並んでいます。何よりも壁が紫色、じゅうたんがグレーという、家具を置く前から決まっていたこだわりの内装のこの空間。ここに合う家具の色は、白っぽいものではなく、濃い茶色のウォールナットではないかとご提案し、素材を決定しました。

お部屋を丸ごと作るので、最初にデザインを起こしてイメージはお伝えして、ある程度内装工事が終わらないとサイズが分からないので、内装が完成した時点で採寸させていただいて、いよいよ製作です!!

まずデスク側は、横に長く連なっているのですが4区画に分かれています。
これは、ご家族4人それぞれのデスクに分かれているからで、写真だとわかりにくいのですが、それぞれの区画ごとに電気がついていて、自分の場所の電気だけを、点いたり消したりできるようになっています。デスクの上には、窓が。ここも現場で採寸をし、避けた上には棚を取り付けています。
さらにその上は格子状になっています。実はこの部屋の換気扇がこの位置についていて、ただの扉だと換気扇が機能しなくなってしまうし、オープンだとそのまま見えてしまうので、換気扇が機能して隠せるように格子をご提案。換気扇の部分だけそうするのではなく、端まで同じデザインにすることで、まさか換気扇がここに隠れているなんて思いもよりません。換気扇がない部分は収納になっているので、見せたくないものや、あまり出さないようなものをしまうにはいい場所になりました。サイズも、上の棚の部分とデスク部分の奥行きを一緒にしてしまうと圧迫感が出てしまうので、棚の奥行きを出っ張らないようにして作ることでスッキリしました。

そして、デスクとは反対側の壁は、本やCDを納められるように棚を天井までの高さにお作りしています。
実はこれ、部屋の手前と奥で奥行きが違うのがわかりますか?
入口から奥に向かって、波のイメージで出っ張りを変えています。長いお部屋ではありますが、そんなに奥行きがあるわけではないので、全部の棚を大きくせず、手前にはCDや文庫を、奥に行くにしたがって入れる物のサイズを大きいものに変えて使えるようにと思っています。そして、天井までの本棚だけを全面に作るのではなく、間にスラット棚板を入れることで飾るスペースができ、ただの本棚があるだけの壁ではなくなり、お部屋として楽しくなったのではないでしょうか♪朝からの取り付け作業が全て完成し、すでに仕事から戻られていたK様に「お待たせしました!!」とご報告。ちょっとドキドキしながら見ていただくと、「完璧です。」「満足です。」とおっしゃっていただき、嬉しさと共に、ホッとしました。まだ生活される前の状態なので他のものが何もないですが、これから書斎には本やCDが棚に入り、ベッドにはお気に入りのカバーが掛けられ、ダイニングのチェリー材は赤みを増し・・・と、どんどん馴染んで、どんな風にK様の家具になっていくのか楽しみです♪
K様、ありがとうございました!!

そしてそして、7月のK様のサイドボードお届けの際に少しご紹介していた「3rdのオリジナルプレート」を今回納めさせていただいた家具のすべてに取付させていただいています。
家具に取り付けた写真だとちょっとわかりにくいので、拡大写真で!
・・・これ、けっこうカッコイイです。今後、私たちのオリジナルチェアや、ご依頼があればお届けする家具にもつけさせていただこうと思っています。
K様のおかげで出来たこのプレート。3rdのNEWアイテムとして、今後ともよろしくお願いします!!

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