川崎市中原区S様邸へサイドボードをお届けしました。
サイドボードをお探しで、ここなら長く使える良いものが出来るのではないかとご来店いただいたS様。
3rdではお客様のご要望に合わせて家具をお作りするので、まずはその家具をお使いになる場所、入れたい物、色、サイズなどをお伺いし、それに合わせてデザインをご提案させて頂きます。
もちろんS様にも色々お話をお伺いしていく中で、たまプラーザ店に展示しているサイドボードをご紹介させていただいたところデザインをお気に入りいただき、これを元にS様のご自宅に合せたサイズでお作りすることになりました。
今回は、足元がいつもとちょっと違います。
3rdでは、わりと脚元に空間のない台輪タイプの脚が多いのですが、この場合、お部屋の床と壁の境目にある幅木を避けるように作る面で構成された脚なので、見た目にもとても安定感があります。しかし、今回の4本脚のタイプですと脚下に空間が出来るので、いつもとは違った軽快さがあり、足元が違うだけでこんなに印象が違うんだな・・・と、なんだか新鮮です。
さらに扉は、開けた時のクリアランスのいらない引き戸を、柾目の板を使い、木目を使って横のラインを強調して、スッキリしたデザインで仕上げました。
板というのは、大きく分けて柾目と板目と呼ばれる、2種類の呼び方があるのですが、これは製材の仕方で変わります。
まず今回使用した柾目というのは、丸太の中心に向かって木を挽いたときに現れる、年輪が平行な木目を柾目と言います。それに対して板目というのは、丸太の中心からずれて木を挽いた時に、年輪が平行ではなく山形や筍形の木目が現れる木目を板目と言います。
このように同じ木でも切り方によって全然表情が違うので、木目をデザインの一部として考えるのも面白いですよね。
さらにボードの右下の脚には、お部屋の中で向かって左端にしかなかったコンセントを移設し、お部屋にとっても機能的なサイドボードになりました。
S様からは「一生使えるいいものに出会えてよかった。」と、気に入ったものが出来た喜びをお伺いすることが出来、本当によかったと、心が温かくなりました。
S様ありがとうございました!これからも末長くお使い頂き、S様の家具として仕上げてください。
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