2012/06/04

A邸 ソファ張替 F邸 テーブル補修

3rdでは、家具の補修のご依頼をいただく事があります。
家具に対して、道具としての機能の他にご家族の歴史や思いが加わり、代わりの無いものであればシッカリとご対応させていただいています。
今回は、補修のお届けを2件ご紹介します。

まずは、ソファの張替をご希望されたA様のご紹介です。
A様は、3rdのブログをご覧になりお問い合わせいただきました。
A様の使用されているソファは、奥様がその雰囲気を気に入り、アンティークでご購入されたもの。年季の入った張地も破けが目立つようになり、買い替えもご検討されていた様ですが、大変気に入ったものなので張替をしたいとのご要望でした。



早速訪問し、ソファの状態の確認をしながら、張替の工程の詳しいお話をさせていただくと、
「見積もりは、他でもしてもらった事はあるけど、詳しい作業内容の説明を受けたのは初めてです!3rdさんで張替をお願いしたいと思います!」
とご依頼をいただきました。

新しい張地は、当初A様は、北欧のデットストックの様な大きなストライプ柄やザラっとした質感のものをご検討されていましたが、3rdオリジナルデザインソファの張地を紹介させていただくと、
「織りもきれいで肌触りもいいし、発色も素敵ですね~!」
と鮮やかなブルーの生地をお選びいただきました。
3rdオリジナルデザインソファの生地は、イタリアの生地工場から直接仕入れています。
やはり海外はソファの文化が進んでいるので、織りや質感はソファ用として大変素晴らしいものです。

そして、こちらが張替後の様子。

「前とずいぶん印象が変わったけど、お部屋が明るくなりました!座り心地もしっかりしたみたい!?」
やはりお気に入りのものの変化には敏感になりますよね!
実は張替の最中に職人がクッション内部の木枠が痛んでいたのを発見し、これからも長く使って欲しいと木枠の修理も行っていたんです!
「そこまでやっていただいただなんて・・・!本当にありがとういます!」
と大変お喜びいただきました!
わんぱくな二人のお子様も大喜び!
これからも大事に使ってねっ!

そして、テーブルの補修をご依頼いただいたF様のご紹介です。
F様は、たまプラーザ店の近くにお住まいで、
「ちょっと修理を頼みたいテーブルがあるんだけどさ、今から見に来てくれない!?」
とご主人がご来店下さいました。
早速!とはいきませんでしたが、その日のうちにお伺いし状態の確認です。
「この家の建築家が、家と合せて設計してくれたテーブルなんです。捨てようかと思ったけど、やっぱり思い出深くもあるから修理できるなら修理してもらおうと思ってさ。娘も気に入ってるものだからね~。」
と拝見したテーブルは、30年近くお使いになっていて、エイジングも進み艶やかな飴色をした着色されたナラ材の集成材のものでした。

ダイニングテーブル、リビングテーブルと二台あり、どちらも材と材の接着面にはがれが起こり、割れ目の様に隙間ができていました。
 

「これなら補修は可能ですよ!割れ目には、特殊な樹脂を充填して、表面を磨き上げます。でもこの色味が落ちて、ナラ材の素地が出てきてしまいますね~。どうしましょう!?」
とお尋ねすると、
「できれば、この色で帰ってきてほしいな~!」
との事。
通常は、補修個所だけ磨き上げるとどうしても色むらになってしまうので、全体を磨き上げ着色を新規に行います。
確かにきれいにはなりますが、例えば改めて同じ色で着色しても、30年間の色つやを経たものには戻りません。
しかし、今回は幸い脚が脱着式のものでした。
「それであれば、脚もお借りして脚の色に合せて着色をしてきましょう!」
とお伝えしお預かりしました。

そして出来あがりがこちらです。

脚の色をサンプルに調色したので、今までと変わらない表情です。
しかし、きれいに磨き直しをしているので、ダイニングテーブルにあったシミなどはきれいになくなりました!
割れの補修も完璧です!


F様も
「おお~!きれいになった!すごいな~!」
と感心しきり!娘さんも頬ずりまでしてお喜び下さいました!

A様、F様ありがとうございました!
これからも末長く、大事にお使いください!!

3rdでは、皆様のお使いの家具とお気持ちを大事にして補修をします。
ご相談いただければお伺いしますので、是非お声掛けください。
お待ちしています!

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