とH様。
お話を伺うと
・現在はテレビボードがなく、床に置いた状態でテレビを見ている。低めの位置に慣れてしまったので極力高さは低くして欲しい。
・テレビ周りにあるレコード、CD、レコードプレーヤーや本をしっかりと収納出来るボリュームが欲しい
とのご要望でした。
お部屋の寸法と収納物の大きさを詳しくヒアリングさせていただいてプランをおつくりすることになりました。
がっ!!
収納物のボリュームとご希望されているボードのサイズがなかなか合わない。。。
また設置予定の壁面右の袖壁には点検口もあり、万が一のための事も考慮しなければなりません。
まずは、一つ目の課題、高さについては収納するレコードの高さを基本として、脚の高さ、箱の構造材の厚さを足したミニマムの寸法550mmとなりました。
次に幅の寸法ですが、普段の仕様ですとボード本体と壁の間にある程度の隙間を設け、フィラー材で、その隙間を埋める作業を行います。
しかし今回は、少しでも幅を大きく取るために本当にギリギリまで壁側まで近づける寸法で製作しました。
この様に壁にくっついてしまうと、端の扉を開く時に壁をこすってしまうんじゃないか!?とご心配される方もいらっしゃると思います。
しかし、それももちろん想定済み!!
扉を少し前に押し出すような形で開ける事のできる特殊な丁番を使用しているため問題なく開け閉めできるようになっています!
点検口については、右側扉二つ分を分割した箱で製作しています。
分割式にすることで、点検口を除く場合、連結を解いて右側の箱だけを引き出す事が出来き、見た目はひとつの箱のような仕上がりになります。
これは、材料の選定や寸法正確に上げてくる職人の技の見せどころ!
連結の方法は、プラスドライバーで脱着できる金具を使用しました。
普段は、いたずら防止のために特殊な道具での連結方法を採用していますが、プラスドライバーでの作業であれば、どなたでも簡単に箱の連結を外すことができます。
レイアウトでは中央部分に、デッキやレコードプレーヤー等の電化製品類、両脇に本やレコードの収納となっています。レコードプレーヤーはスライドトレーを配置して引出して使いやすくする工夫も!!
お届けの際に、
「すごくキレイですね!扉の木目も全部通ってる!」
とお喜びいただきました!
そうっ!デザイン上でもう一つこだわったのが、木目の通し!
幅2600mm、左から右までしっかりと木目が通るように特別に材料をおつくりました。
サイズやレイアウトはもちろん、このように仕様までしっかりとリクエストにお答えしていきます!!
テレビ周りもスッキリとし大変喜んでいただけたのH様、ありがとうございました!
お好きなチェリー材の経年変化も楽しみですね!またお立ち寄りいただき、その後の様子を是非お伺いできればと思います!
皆様もなにかご不便な事はありませんか!?
3rdにご来店いただき、お悩みをどうぞお話し下さい!
お待ちしております!!
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