
形状や現状、どういった作りなのかを見ないと、わからない点も多いので、早速お伺いしてその椅子を見せていただくことになりました。
木枠に対しての張り方の詳細を確認するために、1脚のみ持ち帰らせていただき検証しました。
うまく木枠から外して、また元に戻すことができるのか?からはじまり、既存の張り方に対して別の方法がいいのではないかというところなどを検証していき、早速出来ることをお伝えすると、方法にもご納得いただき、お直しすることになりました。

よくある板にウレタンを張った座面ではなく、ダイメトロールという生地を使った伸縮性のある座面です。張ってしまうと中身が分かりにくく、さらに裏に元々張ってあったのと同じダイメトロールの生地を取り寄せて張りかえたので、見た目も全然変わってませんが、新しい生地になったので、少し伸びてシワになっていたところが無くなっています。さらにこの中に、ベースとなるメッシュの伸縮する生地を張ったので、随分しっかりとした座り心地になりました。2重のベースを作ったので、これまで以上に長くお使いいただけるかと思います。(中身をお見せできないのが残念です。)

木部はまだしっかりとして壊れていなかったので今回は張替えのみですが、張り地が変わると印象も随分変わりますね。
「修復が不可能かと思っていたけど、出来て本当に良かったです!座り心地もしっかりして、これからは安心して座れます!」と、とってもお喜びいただきました。
もう何十年もお使いだった椅子ですから、愛着もテーブルとのセットやお部屋の変わらない空気感もありますよね。
最近お使いだった座り心地と、見た目にも変わりましたが、安心してしっかりと座っていただける椅子に完全リニューアルです♪
S様ありがとうございました。またこれから先も、末長く使って下さい!
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