M様邸のテーブルの脚カット及びメンテナンスを行いました。
最初のお問い合わせは一本の電話からでした。
「テーブルと椅子が高くて使いにくいのでカットして欲しい、
天板も痛んでいるので塗装し直してほしい」という内容でした。
それでしたら何度もやっている事なので、引き取りにお伺いしようと
した所、「テーブルが大きくて家から出せない」との事!
ご新築の際、壁ができる前に入れたのでもう出すことができないのでした。
家での加工はちょと難しいかな?
と思ったのですが、今までどこも
引き受けてくれず、とても困って
いるご様子でしたので、3rdの
職人さんを総動員して
引き受ける事にしました。
天板の長さは約2m、奥行きは1m以上あり
厚みは10cm!男性4人でも横にするのが
大変なほどでした・・。
まず、ご希望の長さに脚をカット。
機械でやれば一瞬の作業ですが、今回は
手鋸でカットします。
脚も太いので、確実に真っ直ぐ切らないと
テーブルがガタガタしてしまします。
工場長の目も真剣です!
脚をカットした後は、天板の
メンテナンスです。
木はいいものなのですが塗装が
剥げ、木も反っているので天板
面も平らが出ていませんでした。
まずは木端(コバ)と小口面に
鉋をかけます。
サンダーで剥がすより、粉も出ないし
加工も早いです!
この長さ、慣れない人は途中で
止まってしまいます。
しかも、直角を崩さずに
鉋をかけるのは難しいんです!
鉋の調整をしながら加工を進めます。
左の工場長は鉋の「台直し」を
しています。
鉋って、こうやって木の台の
部分を削って使うんですよ
知ってましたか?
工場長の手の中にあるのは
「台直し鉋」といいます。
白く見えている部分が少し盛り
上がっていた部分です。
一度、平らにしてからきれいに仕上げます。
まさに総動員です!!
綺麗に削った後、塗装です。今回は天然塗料をご希望でしたので、
オイル仕上げにしました。
写真を撮っていた、shopスタッフの根本くんが途中で帰ったので
残念ながら写真がありません・・・・
完成後、いかがでしょうか?
天然オイルで仕上げましたので、以前より木の風合いが感じられ、
まさに、生まれ変わりました!
3rdの職人さんが丸一日がかり、終わったのはもう夜でしたので、
他では引き受けてもらえないのも納得の作業でした・・・
でも、木と家具を愛する3rdの職人さん、こんなに大きな木を
使った家具が、快適に使われないのは黙っていられないのです。
今回は職人さんの手加工のすごさを目の前で見る事ができ、
改めて3rdの職人さんのレベルの高さに感動しました。
(同じ会社のスタッフなので手前味噌ですいません・・・)
この方達の作る家具なので、私達は自信を持ってご紹介する事が
できます。 これからもたくさんの方に3rdの思いの詰まった
手作りの家具をお届けしていきたいと思います。
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