横浜市青葉区I様邸へトラディションダイニングテーブル、chair2031をお届けしました。
ご夫婦で1枚板のダイニングテーブルをお探しでご来店下さったI様。
ちょうど店内に展示してあったウォールナットの1枚板に一目ぼれ。
この板はお店に展示していた一枚板の中でも少し特徴的な一枚板だったのです。
木目を見ていただくとまっすぐな木目になっていまよね。
これは柾目の中でも正柾といって、丸太を平行に切って行った時、中心部だけに表れる木目で、あまりお目にかかれない表情となっています。
また、木の中心ならではの心割れが起きていますが、その独特な表情も特徴的な一枚ですね。
このような独特な表情をお気に入りいただいたのですが、一枚板はその板毎に取り方や、板の成長の過程などで全く表情が異なります。一枚として同じ木目はないのでこの出会いが本当に素晴らしいものだったと、改めて出会いのすばらしさをしみじみと感じています♪
でも実はこれ、お店に展示していた時点では長さが2400mmもあって、それではちょっと長すぎる。でも切ってしまうのももったいないし・・・。ということで、ご提案させていただいたのが、幅1600mmと幅800mmにする事でした。
奥行きが800mmだったこともあり、幅800mm残れば正方形のテーブルが作れるということをお伝えすると、それであれば気兼ねなくお願いできますとおっしゃっていただき、お届けすることとなりました。
今回のテーブルの素材ウォールナットは切りたてが一番濃い色をしているという特徴的な樹種になります。
というのも、木は使っていくとだんだんと色が変化してきます。これを経年変化と言うのですが、その木によって色の変化も様々。
今回のウォールナットは切りたては紫を含んだような濃い茶色をしていて、だんだんと明るくまろやかな茶色へと変わってきてくれるのです。
この経年変化の色味は長く家具を使って頂いている方にしか味わえないことでもあり、それをこの一枚の板で贅沢に味わえるI様がとてもうらやましいです。
そして実は、板をご契約後すぐに、「ちょっと他も見たけれど、やっぱり3rdでテーブルとセットで椅子もお願いしたい。」とご来店下さり、chair 2031をお届けすることになりました。
この椅子、張座、板座、アームチェア、アームレスチェアとバリエーションも豊富なのですが、張座のお尻当たりの安心感と、立ち座りのしやすさなどをお気に入りいただき、張座アームレスタイプを4脚お作りしました。
一枚板の天然のままの表情と椅子の作りだした表情とが合わさって、落ち着いた中にも迫力のある雰囲気を醸し出していますね。
お届けに伺うと、お店ではまだ仕上がってない状態での展示だった為、板仕上がりのキレイさにI様もビックリ!「仕上がると雰囲気がよりよくなりますね。」とお喜びいただきました。
これから少しずつ経年変化で変わってくる色味を楽しみながら、ウォールナットと共に時間を過ごして頂ければと思います。
I様ありがとうございました。今後もなにかございましたらお気軽にご来店ください。
井出
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