青葉区K邸のリフォーム施工のご紹介。
K様が初めてご来店されたのは、ちょうど昨年の9月に開催したアーツ&クラフト展の頃でした。
1掛けのラウンジチェアをお探しで、展示されていたイージーチェアをお気に入り頂き、ご自宅にお届けしたところからリフォームのお話が始まりました。
現在、畳のお部屋をフローリングへ張替えし、押し入れをクローゼット仕様にする計画となりました。
和室が洋室に代わりつつある過程のお写真と一緒に、ちょっと分からない建築の言葉も含めてご説明して参ります!
まず、畳からフローリングに張り替えている様子です。
下地の組み方が畳とフローリングでは違うので、一度すべてはがした後フローリング用の下地を作り直します。
畳は、フローリングの部材よりも厚いので下地に根太(※)を張り、床の高さに合わせて組み上げた後、その上にフローリング材を貼ります。
(※根太•ねだ とは、床板を受ける横木のこと。)
最初に、床から仕上げその上に押し入れ、壁紙と施行にはしっかりとした段取りを組んで職人さんが作業に入るようになっているんですね。
続いて、こちらは施行前の押し入れです。この一間半(※)のスペースをクローゼット兼収納にするため、一度押し入れをすべて取り払いました。
(※一間半•いっけんはん とは、一畳とその半分の大きさのこと。または、畳の長手方向と短手方向の長さを足したもの。約2700㎜)
そして、もともとお持ちのチェストが中で使えるように、押し入れの間仕切りごと移動してあるので、引き戸をすべて寄せるとクローゼットの間口が広く使えるようになっています。
隣の収納は可動棚にしてあるので、入れる物の大きさに合わせて無駄なく整理ができますね。一番下のスペースは旅行鞄等が入るようになっていて大きめの荷物も出し入れがしやすい仕様にしました。
引き戸自体もふすまから突き板の扉にすることでお部屋全体の雰囲気が変わり、施行前と同じ部屋には見えないですね。
それに合わせて、和風の壁紙からシンプルで清潔感のある壁紙に張り替え、全体的に明るい印象となりました。
入り口のふすまも上から同じ壁紙を貼ることで統一感が生まれ、ふすまでも違和感なくお部屋に馴染んでいます。その上の欄間(※)も洋室に変更する為、同じ壁紙で塞いであります。
(※欄間•らんま とは、障子や襖と天井までの空間。明かり取りや換気などに用いられるスペース。)
お部屋にあった物をこの際だからと、かなり整理して頂きお部屋もすっきりです。
窓のウッドブラインドは無垢の杉材で出来ているのですが、厚みが薄いのに木が反りにくく、耐久性も考えて作られています。
一般的なバーチカルブラインドに比べ、静電気がおきないので埃もつきにくくお手入れも簡単。
朝の光も隙間から入ってくれるので、気持ちの良い朝が迎えられそうですね。
お店にも展示してありますので、是非ご覧になって頂きたい商品です。
天然杉のほのかな香りや質感、木材特有の雰囲気をお楽しみ頂けると思います。
最後は照明。
こちらのライティングレールは引っ掛けシーリング用のプラグに付けられる仕様になっていて、電源が一つでも多灯使いが楽しめる便利な器具になっています。
照明の電源位置は設計の段階から決まっているので動かせないと思われている方も多いと思うんですが、このレールは電気工事も不要で、種類によってはレール自体がスライドしたり回転したりする物もあるので、自由に明かりの位置を動かせるように出来るんです!
普段忘れがちな明かりもデザインしてあげると、お部屋のインテリアをよりいっそう引き立ててあげられるポイントなんですね。
新しくなった寝室で、ゆっくりリラックスして頂ければと思います。
K様ありがとうございました。
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