2012/03/08

S邸 キッチンボードお届け

横浜市都築区S様邸へキッチンボードをお届けしました。

ご友人のお宅でオーダーメイド家具をご覧になったのがきっかけで、3rdにご来店頂いたS様。キッチンにぴったり納まり長く使える収納を作りたいとのお話から、ご希望の機能や仕様に沿ったかたちをご提案させて頂きました。



今回のキッチンボードは下台の天板がポイントです。
素材を決める時「天板を人工大理石にすることは出来ますか。」というS様のこだわりで現在お使いのキッチンの天板と同素材となりました。
人工大理石は、割れにくく耐久性があり、お風呂や洗面台等の水回りにも広く使用されています。汚れもつきにくい上にお掃除もしやすいのでキッチンにはぴったりの素材ですね!



加工性や着色性にも優れ、色味や質感が多種多様なのでメーカーさんからサンプルを取り寄せ、お気に入りの一つをお選び頂きました。



天板以外は外側がメラミン材、内側は白ポリ材とこちらも水回りに強い素材に決定。写真だと分かりづらいのですが、白い中にも木目の模様を横目にして貼ってあり、フラットな白ポリよりも優しい質感となっています。

大きさはワイドが1700㎜もあるので、上台も下台も大容量の収納となりました。

上台は吊り戸とし、白い壁を見せてあげることで全体が広く感じるようになっています。しっかりと壁に打ちつけてあるので地震で倒れる心配もありません。中は可動棚になっていて、入れるものの大きさに合わせて棚を可動することで無駄なスペースをつくらず整理でき、さらに観音扉は両開きにすると間口が広くなるので大きな食器も難なく納まり、季節のものや普段あまり使わない食器もすっきり収納できます。



下台は引出しが9杯もあるので上の浅い引出しにはカトラリーやサランラップ等の細々しているもの、下の深い引出しにはお鍋やフライパン等大きなものを入れられるように、それぞれ引出しの深さを変えています。すべてスライドレールをつけているので、中に入っているものの荷重を気にしないで出し引きできるようにしました。



その隣にはゴミ箱が入るワゴンとなっており、奥行を余らせないためゴミ袋のストックが入るクリアランスをとりました。ワゴンと下台は別パーツとなっているので、勢い良くしまってもぶつからないようにクッション材として背板に扉あてをつけています。



スラット棚板もメープル材でおつくりし、白い木目のメラミン材とも違和感なく馴染んでいます。調味料やスパイスの瓶等かわいく飾りたくなるスペースですね。



異素材の組み合わせですが、全体の色調を合わせてあげることでおしゃれにまとまったキッチンボード。人工大理石を天板にすることで構造部分もいつもと違った製作図面を描き、今回もいろいろ勉強させて頂きました。

それぞれの特性を活かし、長くお使い頂ければと思います。S様ありがとうございました。

以前にもメラミン材やポリ材等でお作りしているものをブログでもご紹介していますが、3rdでは木材以外の素材もお取り扱いしておりますので、ご希望のイメージがありましたら、是非ご相談下さい!!

0 件のコメント: