以前にご紹介したW様のクリニックのカウンターをお届けしました。
W様は、クリニックを建てられる際、コンセプトがあり
「病院っぽくない、あたたかみのある空間」を
目指して、いろいろな場所を見に行かれたそうです。
3rdのお越しいただくと、天然木を使った家具を大変お気に入りいただき、
「6月に開院するクリニックのカウンターを作ってほしい」とご依頼がありました。工務店さんとお話した結果、完成してからではなく、建設最中に
設置した方が、いいという判断になり、今回は工務店さんの
特別なはからいにより、建設最中の現場にお届けする事になりました。
普段は完成したお部屋にお伺いし、現場を採寸した上で
きっちりとした寸法で家具をお届けしている3rdですが、
今回は、まだ外壁しかできていない状態・・・・。
オーナーや工場長はこのような経験は豊富なのですが、
困った顔をしたのは、3rdで設計・デザインを担当する根本くん。
根本くんにとっては完成していない現場は初めての上に、
曲線を描く、複雑な形状だった為、図面を描くのに本当に苦労していました。
「何回描き直したか分からない・・・・」と、無事に完成した時には
肩の荷が下り、ちょと涙ぐんでいたような気がします。(笑)
本当にお疲れ様でした。
今回の経験で、さらにいい男に磨きがかかったかな?
カウンター内部のデスク部分も
ウォールナットを使っています。
外側だけではなく、働く人にも
木のぬくもりを感じて欲しいという
W様の心遣いが感じられます。
サブデスクとカルテを入れる棚も、もちろんウォールナット。
こちらのデスクは壁に飲み込ませている為、設置は現場の
大工さんにお願いしました。
上下のスラットの間隔を変える事で、下には重厚感を出し、
上はすっきりとすることで、全体的な圧迫感を抑えたデザインに
仕上げました。
表面の格子状の凹凸を、アクセントにしています。
今回のお届けには、図面に苦労した根本くんだけではなく、
複雑な構造を完璧に仕上げていただいた工場の職人さん、
取り付けに駆けつけていただいた職人さん等、3rdスタッフ
全員の力を結集したお届けとなりました。
取り付けが夜までかかった為、完成を次の日に見たW様からは
「すばらしい物をありがとうございます!」とお礼のお電話を
いただきました。
W様のクリニックには、ロビーのソファもお届けしていますので、
次回ご紹介します。
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